Lesson3では、温泉の分類について学びます。
温泉は「泉温」「液性」「浸透圧」などで分類することができますが、
このレッスンでは、泉温の分類について学習しましょう。

Lesson1で温泉の定義について学びましたが、
温泉とは、定められた成分を一定量含まなくても25℃以上であれば認められます。
しかし、定められた成分を一定量以上含めば、泉温が25℃未満でも
温泉であると認められます。
温泉は、泉温によって下記のように分類できます
- 高温泉 42℃以上
- 温泉 34℃以上42℃未満
- 低温泉 25℃以上34℃
- 冷鉱泉 25℃未満
泉温が高温の場合
42℃以上の温泉を、さらに細かく分類していないのは、
一般的に温泉入浴の適温は40℃〜41℃とされており、
実際に入浴するときにはそれぐらいの温度まで冷まして使うためです。
高温の温泉は、温度を下げる必要がありますが、その場合、
加水するのが一般的になります。
しかし、加水してしまうと温泉成分の割合も下がってしまいますので、
注意が必要となります。
これを避けるために、熱交換方式や、自然冷却を採用する温泉も
あります。
熱交換方式とは、上水などと熱交換をおこなって温泉を冷却する方法なので、
費用はかかりますが高温泉の有効利用が可能となります。
自然冷却は、お湯を引く経路を伸ばすなどして、時間をかけて温度を下げる
方法となります。
泉温が低い場合
泉温が低い温泉の場合、加熱して入浴することが多いです。
しかし、温泉そのものの泉質をできるだけ保つために、
低温のまま入浴させる温泉もあります。
低温泉に入浴することを低温浴、
37℃前後の温度で入浴することを微温浴(ぬるよく)と言います。
(このような温泉は、「温湯」または「微温湯」という名前であることが多い)
例えば、大分県にある長湯温泉には、
炭酸泉で泉温が32℃ほどの温泉が沸いています。
浸かっていると、炭酸によって体が泡に包まれます。
泉温が低いので、心臓に負担をかけずに長湯ができ、
体の芯から温まることができるのです。
ぬるい温泉の場合、加温していない新鮮な源泉を保つために、
小さい浴槽にするなど工夫している施設もあります。
一方、冷鉱泉は、加温して入浴する以外に、サウナ後に入るための源泉風呂としたり、
寒冷浴として利用する方法もあります。

温泉宿で、冷たい風呂を見かけたり、または利用したことがある人は
多いのではないでしょうか?
冷鉱泉を加熱するには燃料費がかかりますので、
このような利用方法はエネルギーの節約にもなるのです。
温度による温泉の分類について学びました。
温泉といえば源泉かけ流しが理想ですが、
源泉をそのまま利用するために、
温泉地や温泉宿の工夫がされていることがわかりました。
訪れた温泉の温度が熱くても、ぬるくても、
それがその温泉をもっとも効果的に利用できる温度であることが多いので、
温泉そのものの温度を体感してみましょう。
次のレッスンでは、「液性による温泉の分類」について学習を進めます。