コラム④

タラソテラピー

「タラソテラピー」という言葉を聞いたことはありますか?

タラソテラピーは、
ギリシャ語のTHALASSA(タラサ)=海と、
TERAPIE(テラピア)=療法
をかけ合わせた造語。

日本語では「海洋療法」と訳され、
海水や海藻、海泥など海のさまざまな資源を利用した温泉療法のことを言います。

知っている人は美容のイメージが強いのではないでしょうか。

海泥や海藻のパックなども含まれますが、
これらはタラソテラピーの一部に過ぎません。

ヨーロッパでは医師の指導の元でおこなわれる、
化学的な温泉療養として知られているのです。

日本でも明治時代には
海水浴や海水温浴が健康のために良いと推奨されていましたし、
日本で温泉医学を普及させたドイツ人のベルツ博士も、
海水温浴は温泉と同等の効能があると述べていました。

タラソテラピーの施設では、
海水を温めてプールやスパ施設などで使用します。

温泉定義の「地下から湧出している」には当てはまらないため、
温泉とはみなされませんが、
海水は食塩の成分濃度が非常に高いため、食塩泉とほとんど同じとも言えるのです。

タラソテラピーの効果

海水は塩分濃度が高いため、
普通の水よりも体が浮きやすくなります。

この浮力のおかげで、海水の中を歩くだけでも
いつもは使わない筋肉を使うことができ、
余計な負荷をかけることなく筋トレができます。

体液の循環が促進され、むくみの解消にも繋がりますので、
水中で歩いたり、体操したりしてみてください。

海洋性気候でリフレッシュ

タラソテラピーは、海水だけを用いておこなうのではありません。

温泉の転地効果と同様に、
タラソテラピーでは「海洋性気候」が大切です。

夏に海水浴場を訪れると、
海に入らなくても気分が良くなったり、リラックスできるのを感じませんか?

海から吹いてくる風は清々しいですし、
塩分やカルシウムといったミネラル分が豊富。

実は沿岸の空気を吸うことで鼻や喉などの器官にも良く、
リラックス効果が期待できる
のです。

気分が良くなることが大切ですので、
暑すぎる、寒すぎるところはタラソテラピーには不向きで、
できるだけ穏やかな気候の場所が良いでしょう。

また、汚染されている海ではなく、
きれいな海であることもタラソテラピーのポイントです。

日本国内にもタラソテラピーができる施設がありますので、
ぜひ利用してみると良いでしょう。

タラソテラピーの施設に行けないときは、
近くの海辺を訪れるだけでもリラックス効果があります。

日本は島国ですので、身近な海をもっと健康のために
利用してみてみるのもいいですよね。